院長コラムCOLUMN

iPS細胞を使ったパーキンソン病の治験

コラム

院長

こんにちは。
在宅診療をしているなかで、パーキンソン病の患者さんに多く出会います。
京都大学iPS細胞研究財団からパーキンソン病の治験の結果が発表されました。
今年4月、2018年から進めていたiPS細胞を使ったパーキンソン病の患者さんへの治験において、安全性と有効性が確認されたとのことです。京都大学iPS細胞研究所と京都大学医学部附属病院から発表がありました。

2018年から行われた治験で、7人のパーキンソン病の患者さんを対象に、iPS細胞からドパミン神経前駆細胞を作製して患者さんの脳に移植したというもので、大きな副作用はなく、6人のうち4人で運動機能の改善が見られたとのことです。

4月16日付(現地時間)で国際的な英科学誌「ネイチャー」にも掲載されています。
2020年の厚生労働省の調査によると、日本にはパーキンソン病の患者さんは約29万人と推定されます。
医学の発展で患者さんに朗報が届くのはうれしいことです。
それでは良い一日をお過ごしください。

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