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【在宅医療とは?】通院が難しくなった!お家で受ける医療の基礎知識

[2026.02.07]

【在宅医療とは?】通院が難しくなった!お家で受ける医療の基礎知識



「病院に連れて行くだけで一日がかりでしんどい…」

「体が弱って通院自体が負担になっている」

 

そう感じることはありませんか?

朝早くに家を出て、タクシーを呼ぶ。待合室で何時間も待って、やっと診察を受けたと思ったら会計でまた待つことに・・・気づけば夕方になってしまった。お父さんもお母さんもぐったりしてしまい、仕事を休んで付き添ったあなたもどっと疲れてしまった・・・

「病院に行くのって、こんなに大変だったかな?」

その感覚、決して気のせいではありません。実は、それがご家族にとって在宅医療を考え始める大切なサインなのです。

通院が「負担」から「つらい」に変わって来たあなたへ。今日は、お家で受けられる医療=「在宅医療」について、できるだけわかりやすく説明してみます。

在宅医療って一体どんなもの?

 

まず、医療には3つの形態があります。それは外来医療、入院医療そして在宅医療です。在宅医療には大きく分けて、「医療保険制度」「介護保険制度」「福祉制度」の3つの制度が関連しています。これらの制度をそれぞれ説明してしまうと難しくなるので、ここでは在宅医療の中で、医師による診療(在宅診療)に焦点を当てて説明します。在宅診療とは、簡単に言えば「医師があなたのお家に来て診療をする診療形態」のことです。

「往診」という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれませんし、「訪問診療」という文言を見たことがある方もいるかもしれません。この2つは明確に区別されていて、往診は「患者さんやご家族などの求めに応じて訪問する」、一方で、訪問診療は「定期的・計画的に訪問して診療する」ものです。

訪問診療は、たとえば月に2回など決まったペースで医師が自宅を訪問し、健康状態をチェックしたり、お薬を出したり、家族の不安や疑問に答えるなどしながら、「家での生活」を医療面からしっかり支えます。そして急に体調が悪くなった時には往診を依頼できるため、安心を感じてもらうことができます。

病院に通うのではなく、病院がお家にやってくる。そんなイメージを持ってもらうとわかりやすいかもしれません。

在宅診療では具体的に何をしてくれるの?

「お家に来てくれるのはわかったけど、実際に何をしてくれるんだろう?」

在宅診療を受けたことがないと、そう思うかもしれません。在宅診療で受けられるケアは、想像以上に幅広いんです。

診察と健康管理

まず基本となるのが、定期的な診察です。血圧や脈拍、体温、呼吸の状態などをチェックし、体調の変化を見逃さないようにします。聴診器を当てて心臓や肺の音を聞いたり、お腹や体を触って状態を確認したり。病院で受ける診察と同じことを、慣れ親しんだ家の中で、リラックスした状態で受けられるのです。

お薬の処方と管理

「薬が余ってしまって…」「何種類も飲んでいて、何が何だかわからなくて…」

こんな悩み、ありませんか?在宅医療では、お薬の処方はもちろん、飲み忘れや重複がないか、副作用は出ていないかといった「お薬の管理」もしっかりサポートします。薬局とも連携して、お家まで届けてもらうこともできるので、薬をもらいにいくのも難しいといった方でも安心です。

採血や点滴、注射などの医療処置

在宅診療では、採血や点滴、注射といった医療処置もお家で受けられます。定期的な血液検査で健康状態をモニタリングしたり、脱水気味のときには点滴をしたり。病院に行かなくても、必要な医療ケアがその場で受けられるのは、本当に大きな安心感につながります。

床ずれ(褥瘡)の処置やケア

寝たきりの時間が長くなると心配なのが、床ずれですよね。在宅診療では、床ずれの予防から処置まで、きめ細かく対応します。皮膚の状態をチェックして、必要であれば軟膏を塗ったり、ガーゼを交換したり。悪化する前に早めに手を打てるのが、定期訪問の大きなメリットです。

ご家族からの医療相談

そして、在宅医療において大切なのが「ご家族の相談に乗り、患者さんのこれからを一緒に考えていく」ということ。私たち、ななみ在宅診療所でもこの点は特に大事にしている点です。

「最近、食事の量が減ってきて心配…」
 「夜中に何度も起きるようになったけど、大丈夫?」
 「この症状、救急車を呼ぶべき?それとも様子を見ていい?」

在宅で介護をしていると、こうした小さな不安が毎日のように湧いてくるものです。でも、そのたびに病院に行くわけにもいかない。在宅診療の医師は、そんな日々の「ちょっとした心配事」にも寄り添い、丁寧に応える、頼れる存在であるべきです。

 

在宅医療は、誰が使えるの?

 

ここまで読んで、「うちも使えるのかな?」と思われた方も多いはず。

在宅医療は、病気やケガ、加齢などによって「お一人で通院することが難しい方」であれば、基本的に年齢や病名に関わらず利用できます

たとえば、こんな方が対象になります。

  • 高齢で足腰が弱くなり、外出が困難な方
     「歩くのがつらい」「階段が怖い」「転ぶのが心配」…そんな理由で通院をためらっているなら、在宅医療が役立ちます。
  • 認知症などで在宅で過ごしたい方への医学的な関わりが必要な方
     慣れない場所で長時間待つことが、ご本人にとって大きなストレスになることもあります。お家なら安心して診察を受けられます。
  • 寝たきり、またはそれに近い状態の方
    体を起こすことさえ大変な状態では、通院自体が体調を悪化させるリスクになることも。そんなときこそ、在宅医療の出番です。
  • 胃瘻、点滴、尿道カテーテル、在宅酸素などを使用しており、それらの管理が必要な方
    管理が必要な状態では移動さえも大仕事に。医師が家に来ることで安心して診察やケアを受けられます。
  • がん、心不全、慢性閉塞性肺疾患などで緩和ケアを希望される方
     病院での治療を終えて、あるいは病院でこれ以上積極的な治療ができない状態になり、自宅で療養したいという方にも、在宅診療は大きな支えになります。
  • 障がいがあり、移動が困難な方
     車椅子での移動が難しい、医療機器を使っているなど、通院にハードルがある場合も、在宅診療なら安心です。

大切なのは、「介助がない状態での一人での通院が困難かどうか」です。年齢が若くても、病名が特殊でなくても、通院が負担になっているなら、それは立派な「在宅診療を検討する、あるいは利用するタイミング」なのです。

「うちはまだ大丈夫」と思っていませんか?

 

多くのご家族が、こう考えます。

「今はまだ、なんとか通院できているから大丈夫」
「もっと悪くなってから考えればいい」

その気持ち、とてもよくわかります。誰だって、できるだけ今の生活を続けたいですし、「医療に頼る」ことは申し訳ないような気持ちになってしまうものです。

でも、少しだけ考えてみて欲しいのです。

通院のたびに本人が疲れ果ててしまう。付き添うあなたも、仕事や家事との両立に限界を感じている。もちろん、できるだけ通院に付き添いたい、そういう気持ちがあっても通院日が心理的に重く感じてしまう。

もしそんな状態ならば、それは「まだ大丈夫」ではなく、「もう十分、頑張った」状態だと思います。

「もう動けなくなった」など限界を迎えてから在宅診療を始める、それはとても尊い考えです。ただ、それによって介護する方が疲弊し、倒れてしまったとしたら、かえって介護が続けられなくなる可能性もあります。「これ以上、無理をしないために」在宅診療を選択する、そう考えてみてはどうでしょうか。

早めに在宅診療を取り入れることで、本人の体力も温存できますし、ご家族の負担も軽くなります。そして何より、「いざというとき、すぐに相談できる医師がいる」という安心感があることで日々のストレスから離れられるのです。

板橋区・北区・豊島区・練馬区で在宅診療をお探しの方へ

もしあなたが板橋区やその周辺にお住まいで、在宅診療を検討されているなら、まずは地域のクリニックや訪問診療を行っている医療機関に相談してみてください。

在宅診療は、地域に根ざした医療です。ご自宅の近くで、信頼できる医師やスタッフと出会えることが、長く安心して続けていくための大切なポイントになります。

どこに相談すればいいかわからない、どんな準備が必要なのか不安…そんなときは、ぜひ私たちにお声がけください。あなたとご家族に寄り添いながら、一緒に最適な医療の形を考えていきます。

「通院が大変」は、ご家族からのメッセージです

最後に、お伝えしたいことがあります。

「通院が大変」と感じたとき、それはご家族があなたに送っている、小さなSOSかもしれません。

口には出さないけれど、本当は病院に行くのがつらい。迷惑をかけたくないから、我慢している。でも、体はもう正直に「きつい」と言っている。

そのサインに気づいてあげられるのは、そばにいるあなただけです。

在宅診療は、一人では通院が困難な方が対象ではあるものの、決して「特別な人だけが使うもの」ではありません。ごく普通のご家庭が、ごく自然に選んでいる、これからの時代の医療の形です。

「もっと早く知っていれば」「もっと早く始めていれば」と後悔する前に。今、この瞬間が、一番のタイミングかもしれません。

通院が大変になったら、それは「終わり」ではなく、「新しい医療との付き合い方の始まり」です。

お家で、安心して、あなたらしく。

在宅診療は、そんな暮らしを支えるために、ここにあります。

「どうしよう」を、ひとまずLINEで相談してみませんか?

ここまで記事をお読みいただき、ありがとうございます。 「うちも、もしかしたら…」と、ご自身の状況と重ねていらっしゃることかもしれません。

ですが、いきなりクリニックに電話をかけたり、

「家か、病院か、施設か」という大きな決断をしたりするのは、まだ少し勇気がいる…そうお感じになるのも当然です。

そんなご家族のために、私たちは「心の声に耳を傾ける」ための、LINEでの気軽な相談窓口をご用意しています。

「在宅診療について、もう少し詳しく聞きたい」

 「うちのようなケースでも、対象になりますか?」

 「こんな漠然とした悩みで、相談してもいいのかな…」

もちろんです。 

その「どうしよう」という漠然とした不安こそ、「これからを、どう良く生きるか」を私たちと一緒に考える、大切な第一歩です。

ご家族だけで医療判断の重圧を抱える必要はありません。 私たちが目指すのは、対話重視の在宅診療です。

下のリンクから、まずは気軽にLINEお友だち登録から始めてみてください。

▶︎ ななみ在宅診療所にLINEで相談してみる https://lin.ee/Q0swPku

 

 

 

 

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